過去のご経験をなんでもなかったかのように笑いながら振り返り、「今の飽きっぽい若者の走りですよ」とご自分を評された渡邉さん。しかし、マネジメントのことについてご自分の考えを語っていただいた時はとても熱い思いが伝わり、何事にも真摯に向かわれる方だなと感じました。趣味はボルダリング。このスポーツを選ばれた理由も、できる限り有酸素運動をせずに体内の筋肉を鍛えて基礎代謝を上げたいからと、冷静な分析の結果でありました。アメリカから戻られた後、最初はすぐに気持ちは切り替えたとおっしゃってはいましたが、後で聞けばやっぱり気落ちされている時もあったとか。「でもあの時は人生の休憩になった。どんな経験もやってみれば楽しいものだよなと思っています」と、何事もポジティブに受け取る姿勢には本当に頭が下がる思いがしました。

（取材日：2013年9月10日、取材：藤原玉美）