20世紀末から21世紀初頭にかけて生命科学は飛躍的に発展しました。 ヒトゲノム(全遺伝情報)の完全解読に代表されるように生命を形づくる 部品のほぼすべてが分かる時代になりました。これからは、それらの部品が どう協調して、細胞という複雑な有機体を作っているのかを理解する必要があります。 生命システム研究センター(QBiC)では、これまでの生物学に加えて、 1分子の解像度で分子の動きを測る最先端の計測技術、スーパーコンピュータを 使った分子の動きと細胞機能のシミュレーション、時間変動する細胞機能を 試験管内で再構成する合成生物学を駆使して、細胞とは何か、生命とは何かを 理解しようとしています。そのQBiCのエッセンスを皆さんと共有するために、 初日の講義に続く3日間の実習のトレーニングコースを用意しました。 生物学のみならず、物理学・化学・情報科学など、様々なバックグラウンドを持ち、 これからの生命科学を切り開く気概を持つ学生さんの参加を心待ちにしています。
QBiCでは、阪大・生命機能研究科をはじめとする全国の大学院に学生として所属しながら研究に参加できます。 博士後期課程在籍者は大学院生リサーチ・アソシエイト制度の利用が可能です。待遇等については以下のHPを参照してください。 http://www.riken.jp/careers/programs/jra/
1日間の講義に加え、3日間の実習コースを予定しています。講義のみの参加も歓迎します。実習コースについては受入人数が限られるため、事前に選考を行います。
1) 講義コース 2014年3月3日(月)
申し込み〆切:2014年2月12日(水)
これからの生命科学で活躍したい若い学生さんに向けたレクチャーコースです。 QBiCの研究室主宰者が講師をつとめます。
2) 講義+実習コース 2014年3月3日(月)~3月6日(木)申し込み〆切:2014年1月15日(水)
上記の講義に加え、13テーマから1つを選択し、配属研究室における研究活動を体験していただきます。 (受け入れ人数に限りがございますため、事前に選考を行います)
※研究テーマについては「研究テーマ詳細」をご覧ください。
※実習最終日(3/6)は、大阪大学大学院生命機能研究科・春の学校(相互共催イベント)の初日と重複します。実習期間を配慮いたしますので、両方に参加ご希望の方は、申込フォームにてご回答ください。
大阪大学大学院 生命機能研究科
文部科学省博士課程教育リーディングプログラム【複合領域型(情報)】
大阪大学未来戦略機構第四部門「ヒューマンウェアイノベーション博士課程プログラム」
脳情報通信融合研究センター(CiNet)