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QBiCスプリングコース2013を開催

2013年3月12日〜15日  

サイエンスフェアin兵庫

柳田敏雄QBiCセンター長によるQBiCとCiNetの紹介(合同講義)

生命をシステムとして理解しようとする方法論は、大学でもほとんど学ぶチャンスがない新しい方法論だ。QBiCでは毎年、全国の大学生および大学院生を対象とし、生物学におけるシステム科学的アプローチを学ぶためのコースを開講している。今年はQBiCが大学院教育や研究で提携している大阪大学大学院生命機能研究科の春の学校に引き続き、QBiCスプリングコースとして講義コース(2日間)と講義+実習コース(4日間)が行われた。また、講義の一部は脳情報通信融合研究センター(CiNet)のスプリングコースと合同で、大阪大学吹田キャンパス内に3月に竣工したばかりのCiNetビルの大会議室で行われた。

約90名が参加した講義コースでは、QBiCの研究室主宰者14名が講義を行った。イメージングや計測技術、計算機シミュレーション、合成生物学などをカバーする広範囲の内容。どの講義でも予定時間を超過する活発な質疑応答が行われた。また、実習では、数名ずつ、あらかじめ希望したラボに配属され、実験や解析の手ほどきを受けた。最終日の午後にラボごとに結果をまとめ、簡単な発表を行った。講義や実習の合間には、参加者とQBiCの研究者が親しく交流する機会も設けられ、研究にまつわるさまざまな話題で盛り上がった。今回のプログラムの詳細はこちら

QBiCでは、スプリングコースに限らず、学生の見学や体験実習の希望があれば、常時受け入れる方針だ。夏休みなどを利用して学生が自主的に訪れることも可能だ。希望者は研究室主宰者に直接コンタクト可能。