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高校生のサイエンス・イベントで「生きものらしさ」について展示

2013年1月20日

サイエンスフェアin兵庫2013
アプリ「ろばすとねす!」を楽しむ高校生たち

兵庫県内スーパーサイエンスハイスクール指定校(8校)と兵庫県教育委員会の主催で、1月20日(日)にポートアイランドにある神戸国際展示場で「第5回サイエンスフェアin 兵庫」が開催された。40校近くの高等学校・専門学校が参加し、ポスター発表が行われた。大学、研究機関、企業からも50以上のブース展示が行われた。理研は神戸と播磨の6つの研究拠点が合同で展示を行った。そのなかでQBiCは「生きものらしさを科学する」というタイトルでコンピュータ・シミュレーションを利用した生物学の研究を紹介するポスターと、システム生物学の概念を楽しみながら学べるアプリの展示を行った。展示開始と同時に2台のパソコンの前には行列ができ、高校生たちはこぞってアプリを楽しんだ。

今回紹介されたアプリ「ろばすとねす!」は立教大学理学部(工藤光子教官)と日本大学藝術学部(木村政司教授)のコラボレーションであるサイエンスコミュニケーションデザインの授業の一環として開発されたもので、生命システムの特徴であるロバストネス(しなやかでかつ強いことを表す概念)をゲーム感覚で学ぶことができるアプリだ。

1時間半という短い展示時間だったが、150名を超える高校生がQBiCの展示ブースを訪れた。さらに閉会式での高校生代表の挨拶の中でも最も印象に残った展示として「ろばすとねす!」が紹介された。