TOP > ニュース > QBiC開所記念国際シンポジウムを開催

ニュース

QBiC開所記念国際シンポジウムを開催

2012年11月7日  

シンポジウムポスター

 

2012年11月5日から7日まで、神戸国際会議場にて、QBiCの開所を記念して国際シンポジウムが開催された。テーマは“細胞まるごとモデリング”。国内外の研究機関から300人を超える聴衆が集まるなか、12名の招待講演者に加え、14名のQBiCの研究者が講演した。理化学研究所の野依良治理事長と岸本忠三大阪大学教授の挨拶に続き、柳田敏雄QBiCセンター長がQBiCの目的と構想について講演した。

2日目と3日目にはシンガポール・メカノバイオロジー研究所のMichael Sheetz 所長と米国アイオワ大学のAdrian Elcock 教授による基調講演が行われた。講演内容はいずれも細胞内環境における情報の受容と機能発現に関するもので、Sheetz 所長は主に実験的アプローチから、Elcock 教授は数理的アプローチから議論を展開した。

シンポジウム期間中、熱のこもった議論が繰り広げられ、各講演後の質疑応答の時間のみならず、昼食時や休憩時間にも研究者同士が活発に意見交換する場面が見られた。異なる分野の研究者が参画し、多角的な視点から推進される新しい研究分野の息吹を感じさせる3日間だった。