はじめに (スプリングコース2013は終了しました)

 

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QBiC
20世紀末から21世紀初頭にかけて生命科学は飛躍的に発展しました。
ヒトゲノム(全遺伝情報)の完全解読に代表されるように生命を形づくる部品のほぼすべてが分かる時代になりました。これからは、それらの部品がどう協調して、細胞という複雑な有機体を作っているのかを理解する必要があります。独)理化学研究所 生命システム研究センター(QBiC)では、これまでの生物学に加えて、一分子の解像度で分子の動きを測る最先端の計測技術、世界一の速さを誇るスーパーコンピュータを使った分子の動きと細胞機能のシミュレーション、時間変動する細胞機能を試験管内で再構成する合成生物学を駆使して、細胞とは何か、生命とは何かを理解しようとしています。そのQBiCのエッセンスを皆さんと共有するために2日間の講義および2日間の実習のトレーニングコースを用意しました。これからの生命科学で活躍したい大学生・大学院生の参加を心待ちにしています。

概 要

日程
2013年3月12日(火)~ 15日(金)(このイベントは終了しました)
場所
[講義] 大阪大学吹田キャンパス
[実習] 大阪大学バイオ関連多目的研究施設(OLABB)または
   独)理化学研究所・神戸研究所
参加対象
生命科学研究に関心のある大学学部生および修士学生
内容

2日間の講義に加え、2日間の実習コースを予定しています。講義のみの参加も歓迎します。実習コースについては受入人数が限られているため、事前に選考を行います。

   pdfポスターのダウンロードはこちら

[講義] 2013年3月12日(火)~ 3月13日(水) 
申し込み〆切:2013年2月17日
これからの生命科学で活躍したい大学生・修士課程の大学院生に向けた、レクチャーコースです。 QBiCの研究チームリーダーたちが講師をつとめます。

[講義+実習コース] 2013 年3月12日(火)~ 3月15日(金)
申し込み〆切:2013年1月24日
上記の講義に加え、12テーマから1つを選択し、配属研究室における研究活動を体験していただきます。( 受け入れ人数に限りがございますため、事前に選考を行います)
[研究テーマ] 1分子計測を体験する(Single molecule measurement)/ 全反射蛍光顕微鏡を用いた細胞内1分子イメージング解析 / 生物顕微鏡を設計し構築し、観察する / 癌細胞を蛍光イメージングするためのナノバイオプローブの作製 / 細胞変化の瞬間、分子群のうごめきをすぐ追跡 / 多細胞生物の発生動態を4次元顕微鏡で観察し解析する / 生きた神経細胞を分子解像度で観察する /細胞内分子ダイナミクスのシミュレーション / 進化の軌跡を実験室で解析する/ 遺伝子を設計し合成する(Gene Synthesis) / 試験管内で遺伝子を発現させる(In vitro protein expression) / マイクロ・ナノ微細流路を加工した「マイクロチップ」を作製する
*研究テーマ詳細は「こちら」をご覧ください。

参加費
無料(実習コースに参加される方は旅費、宿泊費を研究所が負担します。)
募集人数
100名程度(このうち、実習コースは20名程度)
お問い合わせ
独)理化学研究所 生命システム研究センター 青木高明
〒565-0874 大阪府吹田市古江台6-2-3
大阪大学バイオ関連多目的研究施設(OLABB)内
TEL.070-6800-3893 FAX.06-6155-0112
共催
大阪大学大学院生命機能研究科/文部科学省博士課程教育リーディングプログラム【複合領域型(情報)】大阪大学未来戦略機構第四部門 ヒューマンウェアイノベーション博士課程プログラム/脳情報通信融合研究センター(CiNet)※いずれも予定
※本スプリングコースに先立ちまして、連携研究機関である大阪大学大学院生命機能研究科が「春の学校を開催しています。ご興味のある方は下記HPをご覧下さい。
http://www.fbs.osaka-u.ac.jp/jpn/seminar/other/fbs-springschool-2013/