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QBiC Symposium 2016

DECODING ORGANISMS by Quantitative Cell Profiling

主催: 理化学研究所 生命システム研究センター

News

詳細プログラムポスター発表リストを掲載しました。
当日参加を受け付けます。奮ってご参加下さい。

シンポジウムオーガナイザー

上田泰己
理化学研究所 生命システム研究センター
岡田康志
理化学研究所 生命システム研究センター
高橋恒一
理化学研究所 生命システム研究センター

シンポジウム開催にあたって

皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
理化学研究所・生命システム研究センター(QBiC)は、本年9月5日(月)~7日(水)の日程で、国際シンポジウム “Decoding Organisms by Quantitative Cell Profiling” を、千里ライフサイエンスセンターにて開催いたします。


QBiCは、超多自由度を有する複雑系である生体システムの時空間的動態を、革新的な測定技術・計算手法および再構成技術を駆使して研究することを目的として、2011年4月に発足しました。このミッション達成のための一助とするべく、関連分野の第一線の研究者同士の交流の場としての国際シンポジウムの例年開催を企画いたしました。


2016年のテーマは“Decoding Organisms by Quantitative Cell Profiling”です。生命活動を直接的に非侵襲で観測できるイメージング技術の発展には目覚ましいものがあります。また、近年のビッグデータブームを引くまでもなく、トランスクリプトーム・プロテオーム・メタボローム等の網羅的なデータ解析技術の進展スピードは凄まじい勢いです。イメージングの特徴は非侵襲に生きたままの状態を捉えることができる点です。しかし、同時に観測できる分子種は限られており、網羅的な解析は難しい面があります。オミックス計測は、網羅的であるが破壊的であり、動的な計測には限界があります。イメージングとオミックスは相補的な特徴を持ち、これらからから得られる膨大なデータを、近年発達のめざましい機械学習・人工知能技術を用いて関連づけることにより、個々の細胞の詳細な内部状態を予測可能になれば、再生医療や創薬開発の進展への多大な貢献が期待されます。 QBiCでは、この新しい研究アプローチをDECODE(DEcoding Cell from Omics and Dynamic Expression)と名付け、センター横断的研究プロジェクトをスタートさせましたが、その進展のためには、全理研にわたる強力な連携と、当該分野の世界的研究者の協力が欠かせません。そのため、本シンポジウムにおいては研究者間の活発な議論・情報交換を促進し、先端的研究プラットフォームの構築を図ります。


当該研究領域の第一線で活躍する国内外からの招待講演者による研究発表に加え、一般参加者によるポスターセッションも行われます。幅広い専門性をもたれた研究開発者の皆様の積極的なご参加を歓迎いたします。

柳田 敏雄

理化学研究所
生命システム研究センター
センター長


共催

  • 理化学研究所 多細胞システム形成研究センター
  • 理化学研究所 1細胞プロジェクト
  • 理化学研究所 多階層をつなぐ4D細胞計測の次世代化による細胞動態の理解と操作
  • 科学技術振興機構 CREST 生命動態の理解と制御のための基盤技術の創出
  • 科学技術振興機構 さきがけ 細胞機能の構成的な理解と制御
  • 京都大学 多次元定量イメージングに基づく数理モデルを用いた動的生命システムの革新的研究体系の開発・教育拠点

本シンポジウムは理研創立百周年記念事業募集寄附金より一部助成されています。

本シンポジウムは理研シンポジウムの一環として行われています。

お問い合わせ

理化学研究所 生命システム研究センター
国際シンポジウム 事務局
Email: qbic-symposium(at)riken.jp
100yrs RIKEN QBiC