- はじめに -
20世紀末から21世紀初頭にかけて生命科学は飛躍的に発展しました。ヒトゲノム(全遺伝情報)の完全解読に代表されるように生命を形づくる部品のほぼすべてが分かる時代になりました。これからは、それらの部品がどう協調して、細胞という複雑な有機体を作っているのかを理解する必要があります。生命システム研究センター(QBiC)では、これまでの生物学に加えて、1分子の解像度で分子の動きを測る最先端の計測技術、世界一の速さを誇るスーパーコンピュータを使った分子の動きと細胞機能のシミュレーション、時間変動する細胞機能を試験管内で再構成する合成生物学を駆使して、細胞とは何か、生命とは何かを理 解しようとしています。そのQBiC のエッセンスを皆さんと共有するために、初日の講義に続く3日間の実習のトレーニングコースを用意しました。これからの生命科学で活躍したい若い学生さんの参加を心待ちにしています。
理研QBiCでは複雑な生命動態システムを最先端計測・高性能計算・生命現象の再構成を切り口に研究しています。
生命科学以外のバックグラウンドをもつ学生さん大歓迎!
阪大・生命機能研究科をはじめとする全国の大学院に学生として所属しながら研究に参加できます。
博士後期課程在籍者は大学院生リサーチ・アソシエイト制度の利用が可能です(待遇等については以下のHPを参照してくださいhttp://www.riken.jp/careers/programs/jra/)。
- 概要 -
日程
2017年3月6日(月)~9日(木)
場所
- [講義]
- 理化学研究所 生命システム研究センター(吹田)
- [実習]
-
理化学研究所 生命システム研究センター(吹田、神戸)
大阪大学生命機能研究科 生命システム棟
アクセスはこちら
内容
1日間の講義に加え、3日間の実習コースを予定しています。講義のみの参加も歓迎します。実習コースについては受入人数が限られるため、事前に選考を行います。
1)講義コース(2017年3月6日(月))
申し込み〆切: 2017年2月17日(金)
これからの生命科学で活躍したい若い学生さんに向けたレクチャーコースです。 QBiCの研究室主宰者が講師をつとめます。
2)講義+実習コース(2017年3月6日(月)~3月9日(木))
申し込み〆切: 2017年1月10日(火)
上記の講義に加え、13テーマから1つを選択し、配属研究室における研究活動を体験していただきます。 (受け入れ人数に限りがございますため、事前に選考を行います)
※各テーマについては「実習テーマ詳細」をご覧ください。
参加費
無料(実習コースに参加される方を対象に、旅費および宿泊費を理化学研究所が負担します。)
募集人数
100名程度 (このうち、実習コースは30名程度)お問い合わせ
理化学研究所 生命システム研究センター 青木高明
〒565-0874 大阪府吹田市古江台6-2-3
Phone: 06-6872-4810 FAX: 06-6872-2841
Email: qbic-springcourse"at"riken.jp
(”at”をアットマークに置き換えてください)