はじめに

将来の経済成長モデルでは科学技術研究セクターへの人工知能の導入が支配的要因である、とする議論もある。近年の計算論的神経科学の進展に触発された人工知能技術の発展は、研究開発のありかたをどのように変えるだろうか。

第一回の今回はデータ中心生物学をテーマとする。言うまでもなく生き物は複雑である。非常に多くの要素が絡み合う超多自由度系である生命システムが背後に持つ原理は何か。マルチオミクスやライブイメージングなどの計測技術を総動員して取得した大量で複雑なマルチモーダルデータからこれを読み解くには、機械学習や人工知能技術が有効であろう。人工知能分野と、分子・細胞・神経生物学分野の一線の研究者を集め、新たな生命科学研究の姿について議論する。

概 要

日程
4月3日(金)13時~
場所
大阪イノベーションハブ
グランフロント大阪 ナレッジキャピタルタワーC 7階
主催
理化学研究所生命システム研究センター(QBiC)
共催
大阪イノベーションハブ
後援
国立情報学研究所(NII)、脳情報通信融合研究センター(CiNet)、人工知能学会
内容

13:00 開場

13:30 - 13:45 はじめに 髙橋恒一(QBiC)

第一部 人工知能とデータマイニング技術の現状と将来
「人工知能研究技術開発の視点から、その科学・技術への 応用の可能性について」
オーガナイザー:市瀬龍太郎(NII)

13:45 - 14:10 市瀬龍太郎 (NII)
                     人工知能による科学的発見
14:10 - 14:35 小林亮太(NII)
                     脳神経シミュレーションによる新しい人工知能技術の開発の試み
14:35 - 15:00 山川宏 (ドワンゴ)
                     科学的創造性を備えた人工知能を目指して

第二部 研究現場での人工知能への期待および応用事例
「サイエンス研究現場の視点から、人工知能技術の応用事例や、将来的な期待、 人工知能技術開発に資する神経科学研究事例などを紹介」
オーガナイザー:高橋恒一/泰地真弘人(QBiC)

15:15 - 15:40 岡田真人 (東大)
                     データ駆動科学とスパースモデリング
15:40 - 16:05 田中裕人 (情報通信研究機構)
                     バクテリアの世界観を切り出し、学ぶ・使う
16:05 - 16:30 浜中雅俊 (京大)
                     ディープラーニングに基づくタンパク質と化合物の相互作用予測
16:30 - 16:40 休憩
16:40 - 17:05 西本伸志 (CiNet)
                     ヒト脳内情報表象と人工知能:現状と期待
17:05 - 17:30 泰地真弘人 (QBiC)
                     生命科学研究における人工知能の重要性

17:30 - 17:45 まとめ 市瀬龍太郎 (NII)

18:00 - 20:00 懇親会 @ナレッジキャピタル1F CafeLab
(要事前登録、3000円飲み放題付き)

申 込

参加方法
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登録〆切:2015 年 3月31日(火)
※席数に限りがあるため、登録人数超過の場合先着順となる可能性があります。
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参加費
無料
ポスター
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お問合せ
理化学研究所 生命システム研究センター 青木高明
〒565-0874 大阪府吹田市古江台6-2-3
大阪大学バイオ関連多目的研究施設(OLABB)内
TEL: 06-6155-0113 FAX: 06-6155-0112