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概日時計の中核

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温度補償性
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概日時計にとって温度や栄養など環境の変動に対して24時間周期を頑健に維持することは重要である。温度補償性と呼ばれる温度変化に対する頑健性は、概日時計の 興味深い点の一つである。変温動物における概日時計の温度補償性の重要性は容易に理解できるであろう。一方、哺乳類では長らく議論があったが、哺乳類由来の培養細胞で確認されたことから(Tsuchiya Y. et al., 2003, Genes Cells Izumo M. et al., 2003, PNAS)、温度補償性はシアノバクテリアからヒトまですべての生物の概日時計に普遍的な性質であることが証明されている。しかし概日時計の分子メカニズムに関する理解が進んだにも関わらず、 温度変化に対して概日時計が一定の周期で時を刻み続ける仕組みを説明することは現在においても難しい。
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