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概日時計回路の同定

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哺乳類概日時計の標的の同定
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哺乳類概日時計の中核に位置する転写制御因子は時計制御配列(CCE; E/E’ボックス、Dボックス及びRRE)を認識し、CCE下流の遺伝子の転写を制御する。ゲノム上の遺伝子の約10%が概日時計の制御を受けるが、概日時計の直接の標的となる遺伝子は自身のプロモーター中にCCEを有しており、それを介して制御を受けると考えられる。すると各々のプロモーターに存在するCCEを頼りに時計制御遺伝子(CCG)を探すことができる。
CCGを同定するために、まず保存された非翻訳領域、転写開始点(TSS)及び転写因子結合配列(TFBS)の情報を統合した汎用的な”哺乳類プロモーター/エンハンサーデータベース”を構築した。このデーターベースを用いて新規の時計制御配列を予測し、細胞及び組織レベルでの検証を行った。
新規時計制御配列の候補を検証するためにインビトロサイクリングアッセイを行った。予測CCEを含む候補配列の3回タンデムリピートをSV40プロモーターに融合した不安定化ルシフェラーゼ発現レポーターを作製し、生物発光を計測した。
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