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生命システム研究センター
20世紀後半から21世紀初頭にかけて生命科学は飛躍的に発展しました。ヒトゲノム(全遺伝情報)の完全解読に代表されるように、生命を形づくる部品のほぼすべてがわかる時代になりました。しかし、細胞の示す、私たちが「生きものらしい」と感じる性質(自発的な秩序の形成や柔軟な適応力など)を理解するには至っていません。それはこれらの性質が単に部品の働きによって生まれるのではなく、たくさんの部品が複雑に相互作用するシステムの働きによって生まれるためです。生命システム研究センター(QBiC)では、細胞内の分子の動きと働きをこれまでにない高解像度で捉え、これらの分子間の複雑な相互作用をコンピュータの中で再現することで、システム全体の働きを統合的に理解しようとしています。こうして理論と計算による細胞システムの理解が実現すれば、細胞の状態(たとえば病気)を予測することが可能になるでしょう。さらに、細胞の状態を自在に操作することが可能になり、再生医療、病態予測、創薬など21世紀のライフイノベーションに大きく貢献することが期待されます。
 
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